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活動報告

第一歩とその裏側 〜その6〜

ご覧いただきありがとうございます。佐世保ねぶた祭り実行委員会の山下です。

鶴田町物産展の単独開催を決意した佐世保ねぶた祭り実行委員会。その決意とほぼ同時期に、大きな出来事がありました。

カレンダーは8月4日。この日は青森県の三大ねぶた祭りの一つ、五所川原市の「立佞武多」が始まる日です。勿論、2020年の立佞武多は新型コロナウイルスの影響で中止。勇壮なねぶたの姿を見ることはできません。

しかしその日、五所川原市ではとある団体が小型のねぶたを運行しました。団体の名前は「誠和會」。全長20mを超える立佞武多を製作する職人(ねぶた師)の一人である福士裕朗氏が所属する団体です。

福士氏といえば、このブログのトップページに掲載している「稽古照今(ケイコショウコン) 神武天皇 金の鵄(トビ)を得る」の製作者。代表の井手が最も気に入っていたねぶたです。

運行の様子はFacebookで生中継され、誠和會の小型ねぶたがお囃子と共に軽トラックで運ばれるのを見ていました。

佐世保でもこんな風にねぶたが運行できればいいね、と話していたところ、五所川原市のお隣、鶴田町の観光ガイドの方(鶴田町物産展を提案された方)からこんな連絡が。

誠和會の福士さんは知り合いだから、私の名前を出してFacebookの友達申請をしてみては?

なんかすごいことになった、とは、代表の井手の第一声です。まさか、ねぶた師の方とこんな早くに伝手ができるとは思ってもいませんでしたので。

翌日、慎重に文章を練ってから井手よりFacebook友達申請をし、受理されました。

更には、観光ガイドの方から誠和會のお囃子のプロである和田氏も紹介していただき、こちらもFacebook友達申請が受理されました。

こうして、たった数日で、佐世保ねぶた祭り実行委員会は「ねぶた自主製作団体 誠和會」とのつながりを得ることができました。

そしてそれから1週間も経たないうちに、私達は福士氏にミニねぶたを発注します。このことにより、何も持たなかった佐世保ねぶた祭り実行委員会は、自身のねぶたを所有するに至りました。

「人とのつながりが事態の突破口になる」。そう痛感した8月でした。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。