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活動報告

鶴の舞橋が紡いだもの 〜その2〜

ご覧いただきありがとうございます。佐世保ねぶた祭り実行委員会の山下です。

今回も代表の井手のFacebookに投稿済みのシリーズ「鶴の舞橋が紡いだもの」をお送ります。

内容は、どうやって私達は活動の第一歩である「鶴田町物産展」を踏み出せるようになったのか、です。時系列としては、みちのく夢プラザ主催の物産展の準備が進んでいた2020年の2月です。

みちのく夢プラザ主催の物産展の準備が進んでいた頃、鶴の舞橋の観光ガイドの方から提案を受けました。「東北の物産展を佐世保でやるなら、鶴田町の商品も一緒に売ってもらえませんか?」と。

(※注:提案をしたガイドの方はその1に登場した鶴の舞橋のデザインをした人とは別の方です)

その1で記したように、鶴田町に強い思い入れのあった代表の井手はこの「鶴田町物産展」の開催を強く望みました。

しかし、時期はみちのく夢プラザ物産展まであまり間のない頃。しかも、みちのく夢プラザとは全く関連のない商品を販売してもらうのはハードルが高いと考えました。

ならば、自分たちで売るしかない。そう決断しました。

とはいえ、この話は一般人である鶴の舞橋ガイドの方と無名の団体である佐世保ねぶた祭り実行委員会の中でのもの。実際に鶴田町物産展を実施するには、要となる鶴田町の協力を取り付けなければなりません。

交渉は紆余曲折ありましたが、最終的にはガイドの方が鶴田町町長に直接話を通し、町長の賛同のもとで鶴田町役場と鶴田町の特産品を扱う「道の駅つるた 鶴の里あるじゃ」の協力を取り付けることができました。本当に、僥倖であったと思います。

ちなみに、この交渉では以下の条件で提案を行いました。

  • 販売価格は仕入れ価格と同額とする
  • 送料は販売価格に転嫁しない(=自腹を切る)
  • 売れ残った商品があってもこちらですべて引き取る
  • 料金先払い

商売として見れば全く旨味のない条件です。しかし、私達は利益を出したくて物産展を行うのではなく、ねぶたや東北のPRをしたくて物産展をするのですから問題はありません。

このような経緯で、佐世保ねぶた祭り実行委員会が主催する鶴田町物産展の計画が完成しました。

この2月時点の鶴田町物産展計画も新型コロナウイルスで取りやめとなってしまいましたが、11月に復活し、私達の活動の第一歩となりました。

鶴田町の商品を仕入れて売る。言葉で説明すればただそれだけの鶴田町物産展。しかし、その裏にはこのようなストーリーがありました。

今、改めて振り返っても鶴田町の皆さんのご尽力がなければ到底物産展など開催できなかったことでしょう。この場を借りて、鶴田町の皆さんに厚く御礼を申し上げます。

ですが、たった2人の団体が主催する奇妙な物産展のお話はまだ途中。続きは、次回の投稿にて。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。